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自覚症状が乏しいことから気が付いた時はかなり大きな結石になっていた…ということも稀でない腎結石。
できれば早く見つけるのはもちろんそうしたところですが、もっと言えばそもそも腎結石を作らないようにしたいものですよね。
ここでは、腎結石の主な原因と有効な予防法についてご紹介していきます。
水分不足は結石を生む?
腎結石だけでなく、水分不足というのは尿の濃度を濃くしてしまうので、結石を形成しやすくなってしまいます。
同じ温度の濃い塩水と薄い塩水があった場合、より塩を溶かせるのは薄い塩水ですよね。
尿も同様に、濃度が濃くなってしまうと、それ以上に老廃物を溶かせなくなり、尿に溶け切らなかったカルシウムやシュウ酸が結合して結石を作ってしまうようになるのです。
ですから、腎結石のみならず、結石を全般的に予防するためにはまず、水分をしっかりととるという習慣をつくるのが大切になります。
目安としては1日2リットル以上の水分をとるのが理想的ですね。
ただ、水分と言っても、水やお茶(麦茶・ほうじ茶)を中心にしなければ、逆に結石を作りやすくなる場合もあります。
例としては、紅茶やココアには結石の原因物質となるシュウ酸が多く含まれていますし、ウーロン茶にも同じことが言えます。
さらに、身体に良さそうなイオン系飲料はナトリウム量や糖分が多いことで、尿中にカルシウムを溶出しやすくなりますのでこれも注意が必要です。
少しの量なら構いませんが、主要な水分として甘味飲料水や清涼飲料水を摂取するのもNGです。
これらの飲み物には糖分が多いため、カルシウムが尿に溶けやすくなりますからね。
できれば先述した麦茶やほうじ茶、お水を中心に水分をとるのが良いでしょう。(ただお水も、軟水であれば問題ありませんが、日本人には不慣れな硬水はカルシウムを多く含んでいるので、カルシウムの補助という意味でなく大量に飲むと、これも結石の原因となりやすいので要注意です。)
食生活に潜む「シュウ酸」に注意?!
結石の主成分である「シュウ酸カルシウム」と「リン酸カルシウム」ですが、この「シュウ酸」というのは実は葉物の野菜に多く含まれている成分なのです。
シュウ酸は感じで表記すると蓚酸となるのですが、この「蓚」とはギシギシという草のことを指しています。
ここからもわかるように、シュウ酸というのは緑の葉物野菜、特に灰汁の強いホウレンソウやタケノコにはシュウ酸が多く含まれてます。
他にも長ネギ(白ネギ)にも多くのシュウ酸が含まれているので、大量に摂取するのは控えましょう。
じゃがいもやキャベツなどは100g中のシュウ酸含有量は微量ながらも、1度の摂取量が多くなりがちなので日々大量に食べると言った食事は控えた方が良いでしょう(例えばジャガイモはポテトサラダなどだと多く食べがちですし、キャベツもとんかつの付け合せで大量に食べますよね)。
もし、自分は葉物の野菜や灰汁の強い野菜はあまり食べないから…と思っていても、実はコーヒーやバナナにも結構な量のシュウ酸が含まれているので、ビジネスパーソンが朝食を「コーヒーとバナナで…」なんてことを続けていると結石はできやすくなるわけです。
シュウ酸を含む食材を摂る時の注意
シュウ酸を含む食材を摂る際には、食べ合わせで気を付けられることもあります。
例えばホウレンソウなら、茹でてお浸しにするだけでシュウ酸を半分に減らすことができますし、さらにそのお浸しにシラスを乗せれば、シュウ酸と結合しやすいカルシウムを摂ることができるので、シュウ酸を便として排出できる手助けになります。
コーヒーやココア、紅茶についても同様に、それだけを飲むのではなく、牛乳を入れることでカルシウムを一緒に摂ることができますし、バナナもバナナミルクにすればOKですよね。
動物性たんぱく質を控えることは有効な予防法
先述でシュウ酸についてご紹介しましたが、実は動物性タンパク質を摂取することで、体内にシュウ酸濃度を高めてしまうことがわかっているのです。
野菜は食べないからシュウ酸なんて関係ない~とは言っていられないわけですね。
なぜ動物性タンパク質がシュウ酸濃度を高めるのかという種明かしをする前に、シュウ酸の特徴に注目する必要があります。
シュウ酸を多く含むホウレンソウは、茹でてお浸しにすることでシュウ酸を半減させることができるとお伝えしましたが、これはシュウ酸が水溶性であるという性質があるからです。
また、シュウ酸にはカルシウムと結合しやすいという特徴があることも既にお伝えしましたが、実は動物性タンパク質は、こうしたシュウ酸の特徴を逆手にとって、体内でのシュウ酸の濃度を高めてしまうのです。
動物性タンパク質の消化には多くの水分が必要
動物性タンパク質をスムーズに消化するには、強い胃酸が必要になります。
しかし、強い胃酸のままだと胃が荒れますよね。ですから、そこにはいつもより多めの水分が必要になります。
水分がこうした動物性タンパク質の消化に使用すると、いつもと同じ量の水分をとっていたのでは、体内の水分は不足し、尿は濃くなってしまいます。
更に、動物性タンパク質というのは、シュウ酸とカルシウムを結合させるのを妨害するので、腸に届くまでに結合できなかったシュウ酸とカルシウムは尿中に滲出ことになり、結果尿中で結合して結石化してしまう危険性が高まるのです。
こうしたことから、動物性タンパク質を積極的に摂りすぎると体内のミネラルバランスなどが崩れ、結石を形成しやすい環境を整えてしまうのです。
動物性タンパク質と同時に摂りやすい「脂肪」の摂り過ぎにも注意!
動物性たんぱく質を摂取すると、同時に摂りやすいものが「脂肪分」です。
例えば焼き肉でお肉を食べれば、脂を同時に摂るのは通常のことですよね。
しかも、現代の人間は、お肉による脂肪分だけではなく、サラダ油などの植物性油脂を摂ることも多いですよね。
バターなどの乳製品由来の油脂もありますし、気が付かないだけで日常の食べ物にはあちらこちらに脂肪分が隠れています。
こうした脂肪分というのは、体内では脂肪酸に変わり、本来シュウ酸と結合して欲しいカルシウムと結合してしまうので、体内のシュウ酸濃度を高めることに繋がるのです。
実は危ないビタミンCの摂り過ぎ?!
紫外線が気になる季節になったり、身体の抗酸化作用を防ぐために、ビタミンCを積極的に摂取している人は多いと思います。
他のビタミンに比べ、摂りすぎても尿で排出されるというある意味での安心感から、サプリ等での摂取も気持ちのわだかまりが少なく、摂りやすいビタミンであると言えます。
確かに、ビタミンCは身体にとって少しくらい多く摂っても毒にはなりません。
しかし、実はビタミンCは体内で様々な物質に変化するものであり、その変化する物質の1つに何とシュウ酸があるのです!
しかも、ビタミンCの1日の摂取量の目安は、12歳以上の男女で1日あたり100mgとそんなにたくさんの量ではないのです。
ビタミンCを含んでいる食品の売り文句の多くに「ビタミンC1000mg」と謳うものがありますが、実際にはそんなにたくさんのビタミンは1日には必要がないのです。
身体にとって過剰に摂取するということは、それだけ体内のシュウ酸濃度を高くすることと同義ですので、シミ・ソバカス対策であっても、目安量を守った方が身体にとっては良いということなのです。
塩分と糖分の摂取過剰は危険!
塩分と糖分については、節制をすることが健康に繋がるのは結石予防だけでなく幅広く言えることです。
ただ、結石に関してだけで言うと、塩分と糖分の摂取を控えることは、血中のカルシウム濃度を抑える事にも繋がるので大変有効な結石予防です。
水分補給でイオン系飲料を摂りやすい人や、コーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むという人は、シュウ酸を摂取している+糖分も多めに摂っているということを頭に入れておきましょう。
こうして、結石の対策にはいろいろな注意点がありますが、最もオススメなのは手軽に続けられるサプリメントです。
病院に通い続けることを考えるとコスト的にも優れていますし、何より健康習慣のためにとても役立ちます。
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