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結石に効くサプリメントについて

結石と言うのは、患者の大多数が遺伝等に関わりなく「自分の体質」とか「生活習慣」によって生じさせてしまうものです。

そして、1度結石を生じさせると、治療をしても実は10年スパンくらいで再発する人も多くいる病気なのですね。

しかし、1度でも結石の痛みを経験した人は「あんな痛い思いをするのはもう嫌だ!」ということで再発防止に努める人が続出します。

結石について再発を予防するには、その人の結石の成分がどんなものであるかということによって、再発予防の方法や薬も変わってきます。

今回は結石を予防するための処方箋薬や、市場で手に入る結石予防も期待できるサプリメントについてご紹介します。

この記事を読んでいただければ、

  • 通常の場合結石になった時にはどんな薬で対処していくのか?
  • 結石に効果の高いサプリメントにはどんな成分が入っているのか?
  • 実際にどんな商品を選ぶべきか?

がわかるようになります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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どの薬がどんな成分の結石に効果があるのか?まずは結石の種類について

結石の種類と薬

一口に「結石」と言っても、実はその「結石の構成成分」というのはいくつかあり、全て同じではありません。

結石を校正する成分で代表的なものは「シュウ酸カルシウム結石・リン酸カルシウム結石・コレステロール結石・尿酸結石・リン酸マグネシウムアンモニウム結石・シスチン結石」があります。

それではそれぞれの結石について、ここからさらに詳しくご紹介します。

シュウ酸カルシウム結石

尿路結石における結石の成分で1番多いシュウ酸カルシウムによる結石は、尿中でカルシウムとシュウ酸が結合することで形成されます。
主な原因は動物性タンパク質の過剰摂取で、色は黒褐色もしくは黄褐色をしていることが多いですね。

形状は金平糖のようで、周囲がギザギザとしているため、尿管内で痛みを感じることが多くなります。

リン酸カルシウム結石

こちらはシュウ酸カルシウムと混合していることがほとんどなので、純粋に単独でリン酸カルシウム結石!と言う人は珍しいですね。

ビリルビンカルシウム結石

肝内結石の原因となる結石がこのビリルビンカルシウム結石です。

体内に細菌が侵入した際、細菌が持っている分解酵素の働きで、ビリルビンが胆汁から分離し、カルシウムと結合することで結晶化しそのまま結石となってしまうのがこのビリルビンカルシウム結石ができるメカニズムです。

コレステロール結石

近年急増しているタイプの結石成分です。明らかに欧米化した食生活が影響していると言われています。
結石が出来る場所が胆のう・胆管であるためにコレステロール胆石と呼ばれることもある結石です。

成分は純粋にコレステロールの身でできているものと、他の成分との混合の場合と2種類があり、純粋なコレステロール結石は白丸、混合成分のものは濃茶でサイコロ型と言う場合が多いようです。

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尿酸結石

名前の通り、尿酸が結晶化した結石で、高尿酸血症を罹患している男性に多くみられるタイプの結石です。

そもそも尿酸とはエネルギー代謝によってできる廃棄物で、その尿酸が結晶化した尿酸結石は、黄褐色がや赤茶色をいたものが多く、表面は滑らかでツルツルとしています。

尿酸結石のできる原因は、もちろん体内の尿酸値が高いからであり、プリン体を多く含む食品の過剰摂取が1番の原因になると言われています。

また、尿がアルカリ性であれば、尿酸は尿に溶けて体外へ排出されるのですが、尿酸が増えすぎて尿が酸性に傾くと、そのまま尿酸は固まり結晶化することになるのです。

リン酸マグネシウムアンモニウム結石

尿路感染症(尿路が細菌に侵されること)によってできることの多い結石です。

尿路感染症の代表的な細菌はプロテウス菌で、こうした感染症でできたリン酸マグネシウムアンモニウム結石は、脆く女性にできやすいのが特徴で、色は茶褐色や黄褐色をしています。

このプロテウス菌と言う細菌は、尿素をアンモニアとCO2に分解する働きがあり、ここで生じたアンモニアは尿のアルカリ度を上昇させることになります。
このアルカリ度の上昇で、そもそもアルカリ性の水に溶けにくい性質のリン酸マグネシウムアンモニウムが結晶化するのがこの結石を作る直接的な原因になるのです。

またこの結石ができると、そのことで細菌が増殖しやすい環境になり、さらに結石を大きくしてしまう…という悪循環が生まれやすくなります。

シスチン結石

遺伝性の病気が原因でできてしまう結石がこちらのシスチン結石になります。

尿路結石に罹患する人の1%というごくわずかな割合ではありますが、この結石はシスチン尿症という(これも非常に稀な病気)遺伝病によってできるものです。

ただ、この結石は尿管につかえてしまうことで激痛を催す割合が高く、さらに遺伝要素のある結石なので再発頻度も高くなる病気で、できたら再発をしないようにする努力を続けたい結石となっています。

結石を予防するために処方される薬とは?

結石になって治療を受けた人は、2度と結石を再発させたくない!ということで、自分の結石成分や体質に合わせ、結石予防の薬を処方してもらうことがあります。

一般的な結石の予防薬には次のような薬があります。

ウラリット錠/ウラリット-U
クエン酸製剤であるこちらの薬は、先項でご紹介した「カルシウム系の結石・尿酸結石・シスチン結石」の予防に使用されることがあるもので、処方の条件に「高カルシウム尿・高尿酸尿・高シュウ酸尿・低クエン酸尿」といった症状を伴うということがあります。

クエン酸自体アルカリ性なので、クエン酸製剤を使用するというのは「酸性尿の改善」を期待しているということになるのです。

ザイロック錠/サロベール錠/アロシトール錠
アロプリノールと言われる成分を元にした薬で、高尿酸血症や高尿酸尿を併発している尿酸結晶患者さんの結石予防に用いられることの多い薬です。
他にも高尿酸血症や高尿酸尿を併発しているシュウ酸カルシウム結石の患者さんにも用いられます。
チオラ錠
シスチン尿症によって引き起こされるシスチン結石の発生予防とできてしまった結石の溶解を目的に使用されるお薬です。

飲水指導が欠かせませんが、そうしたものがあれば、尿中のシスチン濃度を250mg/Lに保つことができるので、シスチン尿症の患者にとっては結石予防に非常に重要な薬となっています。

フルイトラン錠/ダイクロトライド錠
高カルシウム尿を併発するカルシウム系の結石を予防することに期待がもてる薬です。

少量の利尿薬との併用で腎尿細管におけるカルシウムの再吸収が高まり、尿中のカルシウムが2~3割減少するとされています。

マグラックス錠/酸化マグネシウム末
名前から予想できるように、マグネシウム製剤であるこの薬は、シュウ酸カルシウム結石の発生予防に効果があるとされています。
アルミゲル細粒
尿中のリン排泄増加による結石の予防を期待できるので、リン酸カルシウム結石の予防を期待することができます。

サプリ等でできる結石予防!どんな成分が効果アリ?

サプリで結石を予防ができるの?

さて、ここまでは病院で処方される結石の予防薬についてご紹介しましたが、結石になった人が全員、上記のような結石予防薬を処方されるわけではありません。

寧ろ一般的な結石患者で長期にわたって医師処方の予防薬を飲み続ける方が珍しいでしょう。

では、こうした処方のない人は、どういった方法で結石を予防すれば良いのでしょうか?

それについては、まず1日2L以上の水を飲むとか、動物性タンパク質を過剰に摂取しないとか、適度な運動を心がけるなどが挙がってきます。

ただ、こうしたことも長期にわたるとついなおざりになりがちです。

そうなると役に立ってくるのが「サプリメント」となります。何しろ飲むだけですからね。続けやすい予防法と言えるでしょう。

もしあなたが「尿酸値高め」の人であるなら、結石になるリスクは高めです。

近年増加傾向にあるのは、尿路結石の中でも尿酸結石なのですね。
栄養過多でプリン体を多く含む食品を口にする機会が増えた現代の日本ではこの傾向も致し方ないことなのかもしれません。

ではこのような尿酸値が高めであったり、日常の食事で(どうしても)プリン体の多い食事を摂取せざるを得ない人が意識して摂ると良い成分は何でしょう?

それは「アンセリン」と言われる成分です。

ある製材会社の調査では、尿酸値が高めの男性グループを2つにわけ、Aグループにアンセリンの入ったカプセルを、Bグループには何も入っていないカプセルを1ヶ月摂取してもらったところ、アンセリンを摂取していたAグループは2週間を過ぎた頃から尿酸値が下降していくという傾向が見られたのです。

アンセリンには、「尿酸の過剰生成を抑える・過剰生成された尿酸の排出促進」と言った作用があると言われており、上記の実験はこの作用を裏付けるものになったと言えるのです。

現在ではアンセリンを含むサプリ等を市場で見かけることも増えてきました。

当サイトでも結石を効果的に予防してくれるサプリの中でも特におすすめのものを紹介しています。

ぜひ自分の生活リズムや体質に合った結石予防の方法を見つけて、痛みのない生活を楽しんでくださいね!